【Python】PyCharm3.4でKivyの開発環境設定をする
こんばんわ。
最近少し気になっているKivyの開発についてメモを残します。
先日PyCharmのパーソナルライセンスを購入しました。
せっかく素晴らしいIDEが使えるようになったのだから、KivyもPyCharmでやってみたいのです。
さっそく設定リファレンスを見つけたのですが・・・
Setting Up Kivy with various popular IDE's · kivy/kivy Wiki · GitHub
どうやらリファレンスに載っているPyCharmのバージョンが古いようです。
そこで、PyCharm3.4.1での設定手順を記録として残しておきたいと思います。
1. Kivyのダウンロード
以下のページより、Kivyをダウンロードする。
Kivy: Cross-platform Python Framework for NUI Development
2014/08/15現在「Kivy-1.8.0-py2.7-win32.zip」を選択。
2. ダウンロードしたファイルを解凍し、適当なフォルダに配置
私はいつもソースを配置している場所に解凍して、配置
(C:\sourceの直下)
3.コマンドプロンプトを管理者権限で開き、[2.]のフォルダに移動。
【Tips】
「プログラムとファイルの検索」にcmdを入力し、Ctrl+Shiftを押しながらEnterキーを押すと管理者権限で開かれるので面倒くさい人はこの方法が良いかと。
4.以下のコマンドを実行し、kivy.batのシンボリックリンクを作成する
mklink python.bat kivy.bat
5.PyCharmを起動し、[File]->[Settings]を押下
6.「Project Interpreter」という項目を探し出す
7.「Project Interpreter」画面の右上あたりのギアマークをクリックし「Add Local」をクリック
8.[4.]で作成したシンボリックリンク「python.bat」を選択し、OKボタンを押下
9.もう一度「Project Interpreter」画面の右上あたりのギアマークをクリックし「Add Local」をクリック
10.[2.]のフォルダに配置したKivyフォルダに存在するPythonインタプリタを指定
C:\source\kivy-1.8.0-py2.7-win32というフォルダに配置のであれば
C:\source\kivy-1.8.0-py2.7-win32\Python27\python.exeを指定する
11.[File]->[New Project]より、プロジェクトを新規作成する
このとき「Project Interpreter」には[4.]で作成した「python.bat」を指定する
12.プロジェクト作成が終わったら、main.pyファイルを作成し、以下の内容を記述する
from kivy.app import App from kivy.uix.button import Button class TestApp(App): def build(self): return Button(text='Hello World') TestApp().run()
13.「Run」で実行し、以下のようなウィンドウが表示されたら設定完了
PyCharm3.4.1でのKivyの設定は以上となります。
コード補完もきっちり動いています